くまさん
2025/10/05 12:56
九州船旅マイカー旅
今回の旅はエネルギー関係の場所も訪れるのが目的でした。
アイキャッチ画像は、福岡県田川市の旧三井田川鉱業所(炭鉱)の竪坑やぐら。そう、坑員を坑内に降ろすためのエレベーター的な役割を果たすもの。炭鉱の目印ですね。日本の炭鉱は地下深くに薄く拡がっているので、坑内掘りが主力。だから、ガス突出や炭塵の爆発事故などで命を落とすこともたくさんありました。
こちらでは、日本のエネルギー近代化を支えた石炭、そして炭鉱の歴史を学ぶことができ、当時の採炭道具やその有様、筑豊炭田の歴史、炭鉱住宅でのくらしなどが、実物をまじえて勉強できます。







周辺には炭坑節にも唄われた三井田川鉱業所の二本煙突(正式には「三池炭鉱の上に出た」ではないそうです)や、五木寛之の『青春の門』でも出てくる夏吉のボタ山や香春岳もあって望むこともできます。


今では石炭といえば二酸化炭素排出の一要因とされていますが、過去には確かに日本の近代化を支えた大切なエネルギー源だったんですね。
筑豊炭田は福岡県宮田町(現・宮若市)の貝島炭鉱の露天掘りが最後で、昭和51年(1976)閉山。国内採炭は北海道の釧路1カ所しかなくなってしまいましたが、いつか見つめ直す機会があるのかないのか。まだ埋蔵量はかなりあるらしいですが…。仕方ないですね。。
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件の返信
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投稿を表示一時代を築いた産業でしょうね、時代は C→CH→H かな??
♪遠賀川土手の向こうにボタ山の…♪ 山崎ハコ が懐かしいです。
九州には良く出かけるので機会を作って訪ねようと思います。
情報ありがとうございます。