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そらとうみ バッジ画像
2024/10/23 13:58

「きっちょ」

「きっちょ」は幼い頃(小学校の中~高学年)、その境内でよく遊んだお寺さんの呼称です。正確には香川県三豊市仁尾町にある「七寳山吉祥院」、虚空蔵菩薩(秘仏、四国88か所では2か所だけとか)を本尊とする真言宗の寺院です。

最後に残っていた叔母(11人兄弟姉妹の末っ子)が95歳で亡くなり、先週その49日法要が「きっちょ」の大師堂であったので、久しぶりに訪問してみました。境内を案内します。

「万寿はく」と呼ばれる町の天然記念物、幹高くに登ってよく𠮟られました。
弘法大師像、足元まで登ってその周りを歩くという罰当たりな事もしました。
本堂前の手水所、昔は中央の大きな岩だけで、この角度から見ると「どくろ」に見えていましたが…
工事中の鐘撞、手すり部は「鬼ごっこ」の格好の戦場でした。その後『のぼるな!』と掲示されましたが…
境内の広場では三角野球もしました、壁あてピッチングでカーブを投げて3枚目に当てるが目標でした。
境内の片隅の倉庫? 体も大きく生意気だったので上級生や中学生によくいじめられました。夜までここに閉じ込められて、大人を巻き込んでの捜索事件に。今なら大問題。本人は結構『のほほん』としてた⁈

病弱だった母親を早くに亡くしたので、この叔母を母親のように慕い過ごして来ました。コロナ禍では施設玄関のガラス越しでしか面会が出来ない事もありました。故郷での「墓じまい」「実家じまい」は終えているので、叔母が亡くなればもう故郷へ帰ることも無くなるとしんみりした気分で何時間かを過ごしてきました。途中の高速道路もそんな気分で『もう見ない風景かも?』と思いながら450Kmの往復運転をしてきました。

ちなみに仁尾町には「日本のウユニ湖」「天空の鏡」と言われる「父母ヶ浜」があります。四国へお出かけの節はぜひお立ち寄り下さい。

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1 件の返信 (新着順)

素敵なお寺ですね♪
父母ヶ浜、行ったことあります!少し離れていますが、銭形砂絵(寛永通宝)も素敵ですよね!また四国へ行ったときは「きっちょ」もあわせて寄ってみます(^^)


そらとうみ バッジ画像
2024/10/23 20:35

コメントありがとうございます。
父母ヶ浜は小学校で行く林間学校の会場でしたし、日ごろからよく行く海水浴場でした。
銭形砂絵のある観音寺市の有明浜は高校部活(陸上競技)の冬の特訓場でした。
故郷を知って貰えているのは嬉しいです。四国をよろしく!

大切な場所を、ファンでんで紹介いただき、本当にありがとうございます♪
どの写真も素敵で、そのコメントの一つ一つからそらとうみさんの思い出が手に取るようにわかりました。やんちゃされていたんだとも(笑)。
お懐かしい場所、思い出とともに、素晴らしい写真と叔母さんとのエピソードをありがとうございます☆彡
私も今年のGWに、母親方の叔父を亡くしました、母親は名古屋出身で、子供のころからよく、叔父に会いに名古屋にいってましたが、最後の叔父を亡くしましたので、名古屋に行く機会がなくなるなぁ、と家族で話していたところで、お気持ちが大変近く、わかりました。
故郷は、離れてもお心には残ってます、いつまでも大切にしたいですね♪

そらとうみ バッジ画像
2024/10/24 13:48

コメントありがとうございます。
最後になるかも…の気持ちが色々な事を思い出させました。おっしゃるように結構「やんちゃなガキ大将」な面があったようです。この年代までに「死んでいても不思議でない」事は何度かありましたが、「大師像」の足元へ登った時は、その高さと足元の狭さに足が竦んだのを覚えています。これが生命の危機を感じた最初かも知れないと現場を見て思いました。
法要で一緒した故郷を離れた従妹3人は実家じまいや介護などの色々な課題を抱えています。世代が進むと「みんなが通る道」とはいえ難しいことが一杯です。一つ一つ解決していくしかありません、それが「生きる」って事と無理やり思い込ませています。《結構前向きです!》