今回は蛇に続いて危険なキノコの紹介ですo(｀ω´ )o
 

1. ドクツルタケ

 

• 西洋名：Death Cap（死の帽子）
• 別名：死の天使
• 味：美味とすら言われる
• 症状：6～24時間後に激しい嘔吐、下痢→一旦回復→肝臓壊死→死
• 逸話：ローマ皇帝クラウディウスを殺したという説あり
• 間違えやすい：シロタマゴタケ（食用）とそっくり

 

2. カエンタケ

 

• 西洋名：Fire Mushroom
• 別名：触るだけで皮膚がただれる「炎の棒」
• 味：辛みすら感じるらしい（←食うな）
• 症状：触れるだけで皮膚炎、食べると脳神経障害、死亡
• 逸話：「地獄からの使者」とも言われる
• 見た目：赤いチクワのような触手。異世界感MAX

 

 

3. クサウラベニタケ

 

• 西洋名：Fool’s Mushroom
• 味：クセがなく味噌汁に入れる人も（自殺志願か）
• 症状：胃腸炎、最悪死亡
• 間違えやすい：ウラベニホテイシメジ（人気の食菌）
• 逸話：日本で中毒件数最多クラス。
   

 

4. ドクベニタケ

 

• 西洋名：Poisonous Russula
• 味：実は甘いらしい（罠）
• 症状：嘔吐、下痢。子どもが食べて重症化例も
• 特徴：傘の色が美しくてつい手が出がち

 

5. ツキヨタケ

 

• 西洋名：Moonlight Mushroom
• 味：香りがよく、バターソテーにして…死にかける
• 症状：嘔吐、下痢、胃腸障害
• 光る：暗闇でかすかに光る（生えてる木も光る）
• 間違えやすい：ヒラタケ、ムキタケ（食用）

 

6. シビレタケ

 

• 西洋名：Psilocybin Mushroom
• 別名：マジックマッシュルーム
• 味：土っぽいが食べる人は少数（というか違法）
• 症状：幻覚、錯乱、トリップ、脱力
• 逸話：1960年代、ヒッピー文化で乱用された。現在は法律で禁止

 

7. コレラタケ

 

• 西洋名：Cholera Mushroom（通称）
• 味：あまり報告がない。そもそも食べる人がいない
• 症状：嘔吐、下痢。名前のインパクトに反して比較的軽症で済むことも
• 逸話：「名前で敬遠されるが実はそこまで毒性は強くない」という逆パターン

 

8. タマゴテングタケモドキ

 

• 西洋名：False Death Cap
• 味：不明（＝誰も食べようとしない）
• 症状：ドクツルタケと同じく肝臓破壊型
• 特徴：シロタマゴタケ（食用）との見分けが難しい地獄種

 

9. ニセクロハツ

 

• 西洋名：Fake Black Mushroom
• 味：クセがなく炒め物にすると美味らしい（が、猛毒）
• 症状：食後数時間で嘔吐、意識障害、死亡例あり
• 間違えやすい：クロハツ（食用）

 

10. ヒカゲシビレタケ

 

• 西洋名：Panaeolus cinctulus
• 味：微かにナッツ風？（幻覚後の感想は信じるな）
• 症状：幻覚、情動不安定、知覚異常
• 逸話：海外では「笑いキノコ」として人気が出て問題化

 

以下は日本における毒キノコの食中毒発生状況

 

📊 年次別発生状況（令和元年～令和5年）

令和元年	134人（2人）
令和2年	127人（2人）
令和3年	62人（1人）
令和4年	151人（3人）
令和5年	114人（1人）

※出典：消費者庁「自然毒による食中毒の発生状況」 

🏆 原因となった主な毒キノコ

キノコ名	発生件数（30年間）	患者数（30年間）
ツキヨタケ	519件	2,080人
クサウラベニタケ	146件	460人
カキシメジ	88件	260人
ドクササコ	57件	180人
テングタケ	56件	170人

※出典：厚生労働省「自然毒等のリスク管理のための研究」 

 

⚠️ 死亡事例の多い毒キノコ

キノコ名	死亡者数（30年間）
ドクツルタケ	12人
ニセクロハツ	5人
タマゴテングタケ	2人
カエンタケ	2人

※出典：厚生労働省「自然毒等のリスク管理のための研究」

 

🗾 地域別発生状況（平成3年～令和2年）

都道府県	発生件数
新潟県	169件
山形県	133件
福島県	108件
北海道	93件
長野県	91件

※出典：厚生労働省「自然毒等のリスク管理のための研究」  

 

以上毒キノコのやばさ！お届けしました。

最新の統計データや詳細な情報については、厚生労働省や農林水産省の公式ウェブサイトをご参照ください⊂((・x・))⊃