近場を歩く　気温が上がる前にてくてく・・・

　梅雨の季節なのに雨ではなく晴れはうれしいが、6月にしては気温が異常だ。気温30度以上での街歩きはやはり高齢者には危険であるし身体に応える。でも家の中で映画ばかりも見ていられないので、昨日は気温が高くなる前にゴールできるように張り切って早めに家を出た。

　午前7:00、南海難波駅前の駅前広場からスタート。この時間インバウンドの姿はなく、広場のテーブルやベンチで夜を明かした酔っ払いや居眠りする人々がチラホラ。戎橋商店街の店もまだ閉まったままで海外旅行者の姿もなくがらんとしてスイスイ歩けた。法善寺の水かけ不動に立ち寄り、この日一社目の道頓堀の一寸法師神社へ。海外旅行者を当て込んだ新世界のようなド派手な看板の飲食店が立ち並ぶ道頓堀の繁華街のど真ん中、ビルとビルの間に浮世小路という幅1.5mほどの薄暗い路地がある。薄暗い通路の壁にはエンタツ、アチャコなど昔の芸人のイラストが並びや出囃子が流れていた。そして壁に小さな神棚が組み込まれていた。これが一寸法師神社。新世界のビリケン神社のように観光客目当てのシャレではなく、住吉大社と同じく一寸法師伝説に基づく神社とか。でもこんな所へ誰がお参りに来るのかな。戎橋から道頓堀川沿いのリバーサイド遊歩道を歩く。大阪ドーム前から西区の吉川神社御旅所、土佐稲荷神社を経てサムハラ神社へ。サムハラ神社はなぜかカタカナ表記。鳥居には難しい漢字らしき文字も記されてあったが・・・。無傷無病や厄除けにご利益があるとかで、町中の小さな神社だったが女性参拝者が多かった。

　この日は浪速区、中央区、西区、天王寺区と渡り歩いて、計画通り12時前にJR鶴橋駅に暑さで緊急搬送されることもなく無事ゴール。昼メシと打ち上げを兼ねて鶴橋本通商店街の韓国食堂「アリの家」へ。観光客や若い女性で賑わう駅近くの狭い飲食店街と違い、ここは通路も広く、昔ながらのいろいろな商店が立ち並ぶ昭和の市場のような感じ。感じのいい女店主と味に惹かれ、今回で3回目。乾いたの喉にキムチで生ビールを流し込む。大判の海鮮チジミを食べながら生ビールのジョッキが増えていく。暑かったがこの日は9神社を繋いで楽しく美味しい街歩きができた一日だった。

　※本日の歩数：24570歩　歩行距離：13.9km　実歩行時間：約4時間20分