2025/05/18 02:38
万物の根源は“空気(アエール)”である
そう唱えたのはアナクシメネス。
タレスが水が万物の根源だと言い、
弟子のアナクシマンドロスはアペイロンが根源だと言い、
アナクシメネスは空気だと言った。
アナクシメネスはアナクシマンドロスの弟子として哲学を学んだが、アナクシマンドロスのアペイロンは抽象的過ぎてわかりにくい。
私たちの身の回りに常にある空気こそ全ての根源ではないか?空気が圧縮されると水や土になり、逆に薄くなると火になるんじゃないか?
と考えた。
つまり、何かが変化する事で質や状態が変わるという発想をはじめてしたのがアナクシメネスの成果でした。
その頃の日本はまだ弥生時代で稲作や集落が大きく発展してきています。
まとめると、
タレスo(`ω´ )o『万物は水…かも。だっていろんなものに共通してあるじゃん?神話どう考えてもおかしいっしょ』
アナクシマンドロス⊂((・x・))⊃『タレス師匠の説明じゃ火とか空気とか色々説明出来ないものが多すぎる、万物はアペイロン(無限)よ。目には見えない何か、アペイロンがなんなのかはよく分からない…』
アナクシメネス( ̄∇ ̄)『マンドロス師匠のアペイロンってなんなん…。抽象的過ぎて意味わからん。目に見えないものってのは同意するけど空気で説明つくよ!空気の質や状態が変わってあらゆるものが出来上がるんじゃないかな!』
ちなみにこの御三方は同じ地域ミレトス(トルコ西部の港町)出身なのでミレトス学派とも呼ばれています。
アナクシマンドロスとアナクシメネスは親族ではありません。名前のアナクシは、アナクス=高貴な という意味があり古代ギリシャでは割と流行っていた名前なのでたまたまアナクシ繋がりとなりました。
では第3回はアナクシメネスでした⊂((・x・))⊃