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「万物は数である」




有名な言葉です。もちろん誰もが知っている数学者でもあり哲学者でもあるピタゴラス( ´Д`)y━・~~

弟子ではないがしっかりタレス、アナクシマンドロス、アナクシメネスからの影響を受けてはいます、しかし実はアナクシメネスよりも先に産まれています。
ただし活躍年表としてはアナクシメネスの後なので4番目での紹介となります⊂((・x・))⊃

サモス島(エーゲ海に浮かぶギリシャの島)の出身。

彼は「哲学」という言葉を最初に使った人と言われています。
「philo(愛する)」+「sophia(知)」=哲学(フィロソフィア)
「知識を“持っている”のではなく、“愛する”のが哲学者だ」と考えました。

ピタゴラスは、「世界はバラバラに見えても、奥にある法則(数)が全てをつないでいる、この世界の法則を数で解き明かせる」と信じました。冒頭の「万物は数である」はそういう意味です。

音楽に関しても数に言及しています。
• 弦の長さを変えると音が変わることに気づいた。
• その関係は1:2(オクターブ)、2:3(完全五度)などきれいな整数比だった。

つまり、美しい音=数学的な比率=宇宙の秩序だ!

この発見から、ピタゴラスはこう考えた「宇宙そのものが、音楽のように調和する“数の体系”でできている」

数学だと有名なピタゴラスの定理があります。
(直角三角形のやつ:a²+b²=c²)
これはピタゴラス教団の発見とされていますが、ピタゴラス教団とは何か?

ピタゴラスが作った学問と修行をする宗教。
◆メンバーは数百人とも…
◆ 教団の生活
• 共同生活・私有財産の共有
• 食事や日常生活に厳しい規律あり(豆禁止、沈黙、節制など)
• 数学だけでなく魂の清めや道徳的修養も重視
◆ 教団の思想まとめ
• 万物は数
• 魂は不滅で輪廻転生する
• 肉体は一時的、魂は成長し続ける
• 学びと修行によって魂は浄化される(カタルシス)
• 宇宙には音楽的調和(天球の音楽)がある
◆ 教団の最終的な運命
• 教団は政治にも関わるようになり、地元民との対立が激化
• クロトンで反乱・焼き討ちにより壊滅
• 生き残った弟子たちが各地に教えを持ち出して広げた。

以上、第4回は見えない世界のしくみを“理性と数学”で解き明かそうとした初めての人、ピタゴラスを紹介しました⊂((・x・))⊃