2025/05/16 03:59
「万物の根源は水である」
紀元前6世紀ごろ、今のトルコあたりにいたギリシャ人、タレスの言葉。
それまでの常識は神話から成り立っていたが、タレスは神話ではなく、「この世界はなんでできてるんだろう?」と理屈で考えるという新しい方法を始めた人。
この発想が、のちのすべての哲学の出発点となったとのことo(`ω´ )o
雷はゼウスの怒り、海が荒らすのはポセイドン、のように人々の間に出来上がっていた世界観や共通認識を疑って考えた人。
タレスは「いろんなものに共通してあるもの=根源(アルケー)」を水だと考えた。
その結果冒頭にある「万物の根源は水である」という言葉につながっています。
「神様のせいじゃなくて、自然の中に理由があるんじゃない?」とタレスが考えはじめた頃、日本では弥生時代のはじまりあたりで稲作がはじまりましたがまだ文字はありませんでした。
これから何回かに分けて自分の知った範囲の哲学についてのテキトーな話を無責任に雑にお伝えしていこうと思います。
第一回は西洋哲学のはじまりとして、タレスを紹介いたしましたm(__)m
1件のコメント
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投稿を表示タレスのおまけo(`ω´ )o
タレスは数学の基礎も築いた。
「タレスの定理」:円の直径の端を結んだ三角形は直角になる。
幾何学の証明をギリシャにもたらした。
天文学の先駆け。
日食を予言した(紀元前585年の皆既日食)。
当時の人々にとって日食は「神の怒り」だったからかなり革命的な予言。
オリーブの収穫時期を読んで、オリーブ搾油機を独占契約し、大儲けしたという逸話もある。
なぜ「最初の哲学者」とされる?
「神話→理性」という大転換をした。
世界を説明するために“なにか基本の原理(アルケー)”を探すという発想を始めた。
あとに続く哲学者たち(アナクシマンドロス、アナクシメネスなど)に強い影響を与えた。