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おしゃべり広場

「万物の根源(アルケー)は “アペイロン” である」





これは「万物の根源は水」と言ったタレスの弟子とされているアナクシマンドロスの言葉。

アナクシマンドロスは「水がすべての始まり」だと言った師匠タレスの考えに対して、水じゃないもの(火とか空気とか)を水根源説では説明しにくいと思った。

アナクシマンドロスは、世界を「目に見えない力から始まった」と考えた最初の人。
彼のすごいところは、「本当の答えは、目には見えないところにあるかもしれない」と気づいたこと。

最初の言葉にあるアペイロンとは、
見えない、形もない、終わりもない、はじまりもない。
そんな「無限のなにか」を意味し
火とか水みたいに目に見える“モノ”じゃなくて、
すべてが生まれる“もと”になる、無限で不定な力のようなもの。

神々や神話で作られた世界観を目で見て観察したものから説明しようとしたタレス。

観察できないものがあることに気づいたアナクシマンドロス。
リレーは繋がっていきますo(`ω´ )o
第二回はタレスの弟子
アナクシマンドロスでした。